アジングとは?
アジングとは、アジをルアーで釣ることです。
この記事では、アジングを始める上で大切な点をお伝えします。
アジングの基本
アジングはショアから手軽に楽しめる釣りです。アジング専用ワームをジグヘッド(オモリが付いたハリ)に指すだけです。サビキを用いたり、餌を使用しないので、手間がかからず手を汚す心配もありません。ターゲットとなるアジは、マアジと呼ばれる種類がメインとなるでしょう。マアジは日本の沿岸部に生息する魚で、全長50㎝になることもあります。基本的に回遊魚として知られていますが、沿岸付近に接岸して居つくアジもいます。ちなみにマアジの中でも、回遊性が強く体が黒っぽい個体を「黒アジ」、接岸して住み着き、体が黄色がかっている個体を「金アジ」と呼びます。

アジングに適した時期
日本では、夏から秋にかけて最盛期を迎えます。とはいえ、春と冬に全く釣れない訳ではありません。しかし、難易度が高いとされています。アジは、春に産卵期を迎えますが、産卵を終えると極端に活性が落ちるのです。また、アジは低水温が苦手とされていますので、冬場のルアーの反応も良くはありません。夏場は小さな豆アジがよく釣れますが、暑さゆえにアングラーも釣りをし易い環境ではないでしょう。その点、秋がベストシーズンと言えるかもしれません。
アジが釣れる時間帯
どの魚にも言えることですが、「朝マヅメ」と呼ばれる早朝の日の出と共に、視覚によってエサを探す魚たちの活性が高まる時間帯は釣れやすくなります。一方、「夕マヅメ」と呼ばれる、日の入りも狙い目となる時間帯です。植物プランクトンは日中、日光を受けて光合成を行い、豊富なエネルギーを蓄えます。夕方、動物プランクトンは、栄養をたっぷり含んだ植物プランクトンを求めて活性化します。それが、動物プランクトンを餌とする魚たちの活性をあおる要因になるのです。その影響で、アジは「夜の時間帯」も釣れやすくなります。特に常夜灯の周辺は、夜であっても植物プランクトンが光合成を行いやすいので、動物プランクトンも集まり、結果としてアジを初めとする魚たちが集まるのです。しかし、あくまでも状況や潮の流れによっても影響がありますので参考情報としてお伝えいたします。
アジングのタックル
軽いルアーをキャストできるアジング専用ロッドがおすすめです。大きなロッドでルアーを飛ばすことはできません。特に、ソリッドティップと呼ばれる、穂先の断面が詰まっていて、強度があり、柔らかく食い込みが良いロッドがお勧めです。アジのアタリを穂先の力でフッキングできるので、初心者にオススメです。
糸は、エステルラインと呼ばれる素材をオススメします。ライトゲームに向いている糸の素材で、特徴は伸びにくく、繊細なアジのアタリが分かりやすくなっています。水馴染みが良いという特徴もあります。
ショックリーダーは、エステルラインやPEラインの時には必須となります。リーダーは、ルアーが海底の岩などに擦れても切れにくいようにするためです。フロロカーボンを使用することが一般的です。しかし、メインラインをフロロカーボンで使用するのであれば直接ルアーをラインに繋ぐことができます。

ユニノットの方法
メインラインとショックリーダーの直結や、ルアーを結ぶ時にお勧めです。
図の解説(ルアーに結ぶ場合)
① ラインをルアーのアイに通して、輪を作ります。
※ラインをアイに2回通すとダブルユニノットになります。
② ラインの先端部で、本線を4~5回巻き込みます。
③ 締め付けると図のようになり、水で濡らすとよく閉まります。
④ アイの根元か、1㎝話した箇所で固定します。

飛距離を伸ばすために
アジングは、ジグヘッドが0.6g~2gなど、非常に軽いルアーを投げることになります。正直、飛距離が出ません。ジグヘッドにもよりますが、1gで10~15mほどになります。あと、5m飛ばせれば…と思うこともあります。もう少し沖にある潮目まで投げたいと思うこともあるでしょう。
そんな時に、オモリを装着することができます。
特に、Sキャリーと呼ばれるオモリはオススメです。
オモリを付けると、ジグヘッドよりもオモリの方が早く沈んでしまうので、思うようにルアーを扱いにくくなるのではと思うかもしれません。でも、このSキャリーは、若干の浮力を持たせて作られており、0.4gのジグヘッドと同等のスピードで沈みます。ということは、0.4gより重いジグヘッドを使用すると、ジグヘッドの方が早く沈んでいくことになるので、ルアーを狙いたいレンジまで操作しやすくなるという訳です。

図にあるように、ゴム菅とゴム管の間は10㎝ほどです。さらにそこからルアーまでの距離は20~30㎝ほどで良いでしょう。
飛距離もでつつ、ルアーも扱いやすい、Sキャリー、オススメです!

【メール便可】34(サーティフォー) Sキャリー
まとめ
これからアジングのベストシーズンを迎える時期になります。
手軽にできるアジングで、今夜のおかずを釣るのはいかがでしょうか。
基本をマスターし、アジングライフを楽しんでください。
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