漁港や防波堤には、様々な形があります。
ただ闇雲に投げるのではなく、アオリイカがいる確率が高い場所を狙っていくことは大切です。
どんなところにアオリイカはいるのでしょうか。
この記事では、堤防や漁港でのポイントの探り方をお伝えします。
漁港・防波堤で意識する4つの基本
① L字堤防を狙う。L字堤防などは、潮がぶつかり、小魚が溜まりやすい好ポイント
② すぐにフルキャストするのでなく、まず手前のアオリイカを探っていく
③ 反応がなければフルキャスト
④ その際も潮目や潮だまりを狙う
港内を探る

いきなり堤防の先端にいくのではなく、まず港内を狙いましょう。港内は、外敵が少なくベイトが溜まりやすいポイントです。比較的、波が穏やかなのでイカにとって居心地が良い場所にもなります。見えイカがいないかなど観察します。
かけあがりを意識する
湾内でも水中の状況は様々です。”かけあがり”と呼ばれる、防波堤から海底の深いところに向かっていく斜面があります。かけあがりはアオリイカのポイントになります。かけあがりに対して正面に向かってエギを投げると、かけあがりの一箇所しか狙うことができません。立ち位置を変え、かけあがりに対して、真横からエギを引くことを意識すれば、一箇所だけではなく広い範囲を狙えるので、イカに接触するチャンスが増えることになります。注意点として、かけあがりは近くなればなるほど根がかりしやすいのでロッドを立てて行うことを意識しましょう。また、長時間、エギを着底底させないことを意識できます。根がかる率が高くなるからです。
防波堤の外側

一目散に先端に行くのではなく10mくらいの感覚で探っていきます。その際、海水の中の微妙な変化に注目しましょう。変わりばえのない海面でも、海中は、かけあがり、岩、潮だまり、沈み根などがあるものです。そういう場所はアオリイカのポイントとなります。また、あまり人がやらない場所にあえてキャストしてみましょう。人がしていなければアオリイカが居ついている可能性があります。港内と同じように、まず近いポイント、遠いポイント、角度などを変えてアプローチしてみましょう。
足元の見えイカの誘い方

エギを水面でとめる→イカが集まる→フォール→反応→シャクって水面でとめる→イカが集まる→フォール…
これを繰り返します。もし、見えイカがいたらこのリズムで誘ってみましょう。イカの反応を知っておくことは重要です。遠投したときのエギにも、同じように反応しているイメージが湧くからです。足元の見えイカの誘い方をイメージできていると、遠投してエギが見えていなくても誘いやすくアタリがとりやすくなります。
漁港・防波堤での朝マヅメの攻略
港内でも同じ場所で投げ続けるのではなく、一投入れたら次の場所にポイントをずらすことができます。朝マヅメのやる気のあるイカはエギにすぐ引き寄せられるからです。同じ場所で粘るのではなくどんどん堤防内の場所を変えていくことをお勧めします。朝マヅメは、イカの活性が高いので強いアクションができるエギをまず選びましょう。もしそれでも反応しないなら、弱いアクションができるエギに変えてみます。
防波堤や漁港での注意点

場所によっては立ち入り禁止や釣り禁止の文字が貼られていることがあります。指示に従ってそこでの釣りはあきらめ、釣りができるところに移動しましょう。また、釣り場では必ずライフジャケットを着用するようにしましょう。万が一、海に落ちた時に生存率が非着用に比べて60%に上がるというデータがあります。テトラポットに乗って釣りをする時は、濡れている部分は滑りやすく、朝や夕方以降など暗いため足を踏み外すことがあります。仮に隙間に落ちてしまった場合、1人で抜け出すのは至難の技です。大声で助けを呼んでください。漁港で釣りをする時には、ロープや網などに引っ掛けないよう注意して、漁師さんの邪魔にならないよう配慮しながら楽しみましょう。
まとめ
一口に堤防、漁港と言ってもアオリイカがいる確率が高いポイントを抑えつつ狙うことの大切さをまとめてみました。
海底や水面の様子に注意して適切なポイントを狙えるようにしてみましょう。
エギングは、シャクリを加えながら釣る漁法です。
ある程度、自分にとってシャクリの型が決まっているかもしれません。
自分の決められたスタイルをついつい癖のようにやってしまいがちですが、イカの好むアクションに変えていくことは大事な点です。
機械のようにアクションをつけるのではなく、その状況に応じて柔軟に対応できるようにしましょう。
きっと、イカの釣れる確率がグンと上がるはずですよ。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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