近年爆発的に人気のアジング!
アジングとは、専用ワームでアジを釣るルアーフィッシングのことです。
餌をつけずに釣るので手軽に行うことができます。
アジは年中釣れる魚です。
しかし、季節によってアジが釣れる率にはバラツキがあります。
この記事では、シーズンごとのアジの状況、潮や月の影響、アジのいる場所など基本的なアジングのイロハをお伝えします。
各シーズンにおけるアジの違い
春のアジ
・アジは春に産卵します。産卵前は沢山餌を食べる時期です。その時期にあたると、比較的簡単に釣ることができます。
・一方で、産卵に入ると、途端に食いが悪くなります。産卵期は難しい時期となります。
夏のアジ
・春に生まれた小さめのアジ(豆アジ)が沿岸によってきます。
・豆アジが大量に釣れる数釣りを楽しめる時期でもあります。
秋のアジ
アジングのハイシーズンです。
夏の豆アジが成長して、良型が釣れやすくなります。
水温が下がる冬に備えて、体力を保つために餌を沢山食べる時期でもあります。
冬のアジ
アジは高水温を好む魚です。
冬は、安定した水温を求めて沖の深場に入りやすくなります。
しかし、場所によってはギガアジといった大型アジを狙える時期です。
季節には関係ない点ですが、海釣りには月と潮の関係が釣果に影響を及ぼしますので、この点も記します。
潮と月の満ち欠けが釣果に大きく影響する

月と潮はどういう関係があるのでしょうか。
実は、潮の満ち引きは、月の引力によっておこっています。
月の引力によって、海水は月のある方へと引き寄せられていきます。
そして、海水が引き寄せられたところは、満ち潮となり、海水の少なくなるところは引き潮となります。
大潮とは?
潮の満ち引きの差が最も大きくなる時のことです。
一般に、新月や満月の前後数日間を指します。
細かく言うと、地球、月、太陽が一直線に並ぶ時が大潮となります。
月の引力と太陽の引力で海水が引き寄せられ、通常よりも多くの海水が引き寄せられて満ち引きの差が大きくなるのです。
この日は潮の流れが良く効きます。
よく満月の日は釣れるという言葉を聞かないでしょうか。
潮が関係しているからなんですね。
アジングでは…
とはいえ、陸から釣るアジングに関しては、大潮後の中潮や小潮の方が流れが効くケースもあります。
干潮差が大きいと、水が完全に引いてしまって釣りができないなんてことも…。
また、満月の夜は明るいので、常夜灯付近に居つくアジが散ってしまうこともあり、ポイントが定まらなくなることもあります。
常夜灯付近でのアジングは、月が出ていない日や時間帯がお勧めです。
でも、これは釣り場にもよりますね。アングラーの見極めが必要です。
防波堤や漁港でのアジング
何を基準に狙えば良いか?
- 地形の変化がある場所を狙いましょう。
テトラポッド、岩場、かけあがりなど地形が変化する場所はそれに当たる潮も変化するということです。そこはポイントです。また、変化は足元にも多いので遠くに投げずにまず足元を狙ってみましょう。
- アジのエサが滞留していそうなところを狙おう
変化がある場所は、潮の流れも変化するのでエサが滞留する場所になる可能性があります。
言い換えると、エサが溜まっていそうな場所はどこか的を絞って考えると効率的に釣れるのです。
アジのエサの一つはプランクトンです。プランクトンは自分で泳いだりはしません。波の流れに乗って漂います。潮の流れがありつつも、プランクトンが滞留しそうなところを狙いましょう。

アジのエサがベイトの場合
ロッドアクションを少し大きめにつけるとアピール度が増します。ロッドを立てて小刻みにシェイクします。時々、ピタッと止めてメリハリをつけます。それを繰り返します。キビキビ誘うというイメージです。
ルアーを、以下のように動かすことをイメージしてください。

アジのエサがプランクトンの場合
プランクトンは自分で泳がないと先ほど記しました。激しくシェイクせず、緩やかなシェイクを繰り返し、同じレンジを引いてくるイメージです。スローにスローに釣るイメージです。夜のアジングに向いているかもしれません。
ルアーを、以下のように動かすことをイメージしてください。

アジは基本的に同じレンジ(層)にいます。色々なレンジを試して、釣れるレンジを極力狙ってみましょう。釣果に差が出るはずです。
※ワームの付け方に注意しよう
ワームの刺し方が多少ずれていても問題ありませんが、ジグヘッドとワームの間に隙間があるとアジは見切りをつけて食べません。ぴったりとくっつけましょう。
まとめ
アジのシーズンごとの違いをまとめてみました。
また、アジのポイント、基本的な釣り方を記しました。
もちろん、一般的なデータなので、各地の状況によって多少の誤差はあります。
アジングのイロハとしてまとめましたが、月と潮の満ち引きは海釣り全般にとって大切な要素です。
基本を抑えて、アジングライフを楽しんでください。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント