エギングリールが、ハイギアとローギアのどちらでも良い理由

エギング

エギングではスピニングリールを使用します。

しかし、スピニングリールと言っても種類は様々です。

特にリールには、ギア比というものがあります。

この記事では、ギア比とは何か、ハイギアとローギアのメリットとデメリットなどをお伝えします。

ギア比とは?

ギア比とは、ハンドル一回転でローターが何回転するかを指します。

リールは、ノーマルギアとハイギアという種類があります。

メーカーにもよりますが、ダイワのエメラルダスシリーズを見ると、ノーマルギアはギア比が4.8、ハイギアは5.6となっているようです。つまり、ギア比が4.8なら、ハンドル一回転で4.8回転します、という意味です。

見た目は同じリールでもギア比が違うリールだと、釣り方に大きな影響を与えるのです。

ハイギアのメリット、デメリット

 メリット

  • ラインをたくさん巻き取れるので、糸フケをすぐに回収できる。

エギングはラインを一直線にとり、ラインの動きを見たり、テンションをかけてアタリを取ることが重要な釣りです。風が強い日など、エギが風に流されやすくなるため、キャスト後にすぐに糸ふけを回収する必要があります。その点、すぐに糸ふけを回収できるハイギアには大きなメリットがあると言えます。

  • 手返しが早い

遠くにキャストした後、近くに大きなイカがいるのを発見なんてことも…。ハイギアならでは、素早く回収し、次のキャストに移ることができ、チャンスが増えます。
エギングは、ラン&ガン(一箇所で釣るのではなく次々に歩いて移動したり、キャストを増やして釣れる確率を増やすこと)をしながら行う釣りでもあります。時短になるリールは大きな武器になります。

デメリット

  • エギのアピール回数が減る

1回転でラインが巻ける量が多いということは、海中にある時間が短いともいえます。ラインをついつい巻きすぎちゃう、シャクりに応じて巻き取りしすぎてしまうことが挙げられます。

  • 余計なアクションを加えてしまう

1回転での巻き取りが多いため、エギにアクションを加えた後のライン回収時に不自然な動きをエギに与えてしまいます。

ノーマルギアのメリット、デメリット

メリット

・ラインを巻くスピードが早すぎない

巻きすぎず丁寧なライン操作やルアーのアクションに繋がります。エギをじっくり繊細に動かしたり、より多くフォールさせることができるのです。

デメリット

・糸フケの回収速度が遅い

風が強い時や足場が高い時はラインの巻き取りが遅いゆえにラインがはらみやすい点があります。そのため、エギが沈みにくく底取りが難しかったり、アワセが遅くなることがあります。

ギア比をあまり考えなくて良い理由

どちらのリールにもメリットとデメリットがあります。

しかし、それでどちらのリールの良し悪しが決まるわけではありません。

アングラーの慣れや、釣り場の状況、ディープやシャローでのエギのアクションの付け方などによって変わります。釣れやすいリールというのもありません。

色々と書きましたが、それぞれのメリットとデメリットを考慮し、自分に合う好みのリールを選ぶのが一番です。

最後に…

どちらのリールもドラグの設定が大事!!

強めにシャクった時にジッと音が出るくらいがちょうど良い設定です。

締めすぎると、ラインが容易に切れてしまいます。

逆に緩めすぎると、エギの動かし方に影響がでてしまいます。

春は、大型が出るためしっかりと合わせるために、ドラグを少し強めにします。

秋は、小型が多い時期のため、ドラグを少し緩めにすると、アワセた時の身切れがなくミスを防止できるでしょう!

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