
ショアからタチウオ…。
先回は、メタルジグやワインドを使った釣りをお伝えしました。
今回は、テンヤと呼ばれる餌釣りをご紹介します。
タチウオテンヤとは?
ショアからタチウオを釣るには、メタルジグやワインドなどのルアーを使用することが一般的です。しかし、餌を使うテンヤもタチウオを仕留める人気の釣りです。テンヤとは、オモリと掛け針が一体化した仕掛けのことです。ジグヘッドのような針にワイヤーがついているので、そこに餌を巻き付けます。この記事では、ショアから釣るタチウオの「引き釣り」について紹介します。
引き釣りで使用するタックル

ロッド8-9f
(シーバスロッド、エギングロッド 、ショアジギングロッドでOK)
スピニングリール 2500~4000番
ラインPE1-1.5号
ショックリーダー フロロ 5号(20lb)
※FGノットで直結する
ケミホタル
発光体は、集魚効果と視認性を高めるためにつけることもできます。色は黄色でも赤でも大丈夫です。
餌のセットの仕方
タチウオテンヤに餌をセッティングしましょう。
テンヤには、図のように餌をセットする2つの針が上部に向かって出ています。そこに餌を仮止めしましょう。餌はキビナゴかイワシを選びます。

仮セットできたら、エサ巻きステンのワイヤで餌を巻いていきます。
その際、注意点があります。
キビナゴは頭が柔らかく脆いので体にウェイトをかけるようにして巻きましょう。イワシは頭が丈夫なので、頭も体も平均的にワイヤを巻いて大丈夫です。

余ったワイヤは赤丸部分に巻き取るようにしましょう。その際も頭を巻き込まないように注意してください。

基本的な釣り方
①キャスト
②フォール
③ゆっくり巻く(リール数回転巻いて止める)
④巻いた分だけフォール
③ゆっくり巻く(リール数回転巻いて止める)
↓
この繰り返しです。基本的にはただ巻きです。
タチウオは捕食が上手ではないのでフォールで食べる間を与えるのがコツです。
また、タチウオがいるタナを狙わなければなりません。アタリがあるタナを狙いましょう。

キャストしてフォールさせる時に、最初はボトムから狙います。ボトムまで何秒かかるか数えます。次にフォールのカウントを減らしてタナを変えて狙っていきましょう。タチウオがいるタナを見つけることが釣果に繋がります。
タチウオのアタリ
タチウオの場合、最初のアタリで強く合わせるのでなく、フッキングを確認してから追い合わせをする方が確率が高まります。もし最初のアタリで強く合わせると、フッキングしなかった場合、レンジが大きくずれることになり釣果にはつながりません。2度合わせるのがコツです。
レンジキープのコツ
どうすれば同じタナを巻き続けることができるでしょうか。
初心者には以下がオススメです。
まず、キャスト後、ボトムにつけます。
カウントダウンが10~15秒だとします。
ボトム付近を狙いたい場合、リール2、3回巻いて2秒止め、またリール2、3回巻いて2秒止めるを繰り返せばボトム付近のタナを狙うことができます。
もう少し上のタナを狙いたければ、キャスト後、カウントダウンの秒数を減らし、同じ容量でリールを巻いたり止めたりしていきます。慣れてくると、潮のアタリなどで同じレンジか判断できるようになりますが、最初は難しいでしょう。初心者にはこのタナの取り方がオススメです。
アクションを付ける場合
①キャスト
②ボトムをとる
③ロッドを立ててサビく
(サビくとはロッドをスライドさせること。例えば、ロッドを10時のアタリに立てていたら12時方向にスライドする)
④ここにシャクリを加えていく。
⑤サビいた分だけ意図フケを巻いていく
タチウオがいるタナでこれを行ってみましょう。

テンヤは基本的にロッドを下げないようにしましょう。ロッドを下げる(水面に向ける)とテンヤは下を向くのでどんどんボトムに沈んでしまいます。ロッドを立てるとテンヤは上を向きながらゆっくりとフォールするのです。
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タチウオテンヤおすすめの商品

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自分に合った商品を選びましょう。
まとめ
今回は、タチウオの「引き釣り」に関してまとめてみました。メタルジグやワインドに加えて、餌釣りもやってみるのはいかがでしょうか。テンヤは、仕掛けやタックルも複雑ではないので初心者にもオススメです。是非、秋のハイシーズンからトライしてみてください。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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